【参考】文系未経験の僕が自社開発の東証一部上場Sierに内定するまでの話
文系未経験でもプログラマーになれるの?
客先常駐しか難しいんじやないかな?
大手企業なんて目指していいの?
本記事は上記のような疑問を持っている方にお勧めです。
- 文系未経験の僕が内定までにやったこと
- もともと持っていたスキル
- IT業界を志望した理由
今回は僕の昔話になります。
IT業界を目指している多くの文系未経験者の方に一つの参考事例として提示させて頂きたいと思います。
IT業界を目指すうえで押さえておきたいポイントが二つあります。
- 自社開発ができること
- 大手の企業であること
文系未経験でも安心して技術力向上を行える環境が整っている企業を選ぶには上記のポイントを意識することが大切です。
少し調べている人からすると、これらの要素を満たしている企業はそう多くないということを知っているかと思います。
その上で文系未経験ではスキルや経験で負けてしまっているので、難しいと感じてしまっているのではないでしょうか。
この記事を読んで頂き、一概に文系未経験者だから難しいという考えを変えるきっかけになってもらえれば幸いです。
大学生時代のスキル
まずは大学生時代の僕のスキル等を紹介します。
結論を先に話すと突出した才能はない落ちこぼれ大学生でした。笑
商学部で簿記を勉強
商学部で簿記の勉強をしていました。
当時目指していたものは「公認会計士」や「税理士」といった職業だったので商学部を選択したのですが、あまり勉強に熱が入らず2年目で挫折してしまいます。
そこからは惰性で大学生活を送ってました。今思うと勿体ないですね。
ちなみに簿記は計算系の分野なので理系とも取れそうですが、簡単な算数の世界ですし経済系の分野なので文系に位置しています。
研究とかそういったことはないですからね。
コミュ障ぼっちでサークルにも入らない
大学時代は誰が見てもぼっちでした。
サークルにも所属していなかったので、本当に話す相手がいなかったです。
毎日一人で大学に行って、一人で講義を受けて、一人で帰ってくるを繰り返していました。
大学にもなってペア決めで余る経験をするとは思ってもみなかったです。笑
ただ何でも一人でやらなければいけない環境だったので誰にも頼らず生きていく方法は蓄積できました。
プログラミング経験はなし
肝心のプログラミング経験はなしです。
というよりもパソコンを使い始めたのが大学生に入ってからなので操作方法もおぼつかない状態だったと思います。
講義でタイピングのスピードが一定値ないと単位が危いものがあったのですが最後まで残ってやっていました。
タイピングのスピードってなかなか上がらないですよね。何回やっても早くならなくて大変でした。
2年目ぐらいからは人並みにネットで情報収集できるレベルには成長していたと思います。
プログラミングの講義を受けたりということはなかったです。
動画制作に手を出す
パソコンを使ったスキルでいうとプログラミングとは関係ないのですが、動画制作を行っていました。
具体的にはボカロの動画制作ですね。
ネットで知り合った人と話していて巻き込まれた形です。笑
動画制作なんてやったこともなかったので最初の頃は夏休みフルに使ってやっていました。
「MMD(ミクミクダンス)」という3Dモデリングされたキャラを動かせるソフトで動画制作したこともあります。
オンボのノートで動画を作るという地獄みたいなことをしてましたね。笑
聞いたことない名前の人だったのですが、一応ボカロPの名前を持っている人の動画も作りました。
IT業界を志望した理由(ネガティブ)
プログラミングもできない状態でなぜIT業界を志望したかというと消去法でした。
文系の就職先で定番どころというと、「営業」「工場」「事務」などがあると思います。
僕の中ではすべてNGでした。
- 営業⇒コミュ力不足のためNG
- 工場⇒体力不足のためNG
- 事務⇒将来性の問題からNG
就活目前にしてまずいぞと思っていた僕の前に現れたのが「IT業界」でした。
話を聞くに文系未経験でも問題なしというではないですか。
動画制作の経験もあるしITならいけるかもという気持ちで志望しました。
東証一部上場Sierに内定をもらうためにやったこと
C言語の参考書で勉強を始める
プログラミングの勉強アピールをするために参考書で勉強を始めます。
この時は何も知識がない状態だったのでネットで評判のC言語を選択しました。
後になって知ったことなのですがこの「C言語」、まったく主流ではありませんでした。笑
ただ勉強をしているというとウケはよかったので無意味ではなかったかなと思います。
ちなみにほとんど理解していませんでした。
練習企業を片っ端から受ける
申し訳ないですがあまり行きたくない企業を片っ端から応募して練習しました。
特に人と話すことが不得意であることは自覚していたので、面接やグループワークを中心に積み上げていました。
こなしていくうちに自分の武器をアピールする方法がうまくなっていくのを実感しました。
これはIT業界に限った話ではないので、就活を行う人にはお勧めの方法だと思います。
全くコミュ力はなかったのですが、終盤の面接では傾聴力という言葉でコミュニケーションスキルをアピールしていました。笑
Skypeで人と話す練習をする
人と接点がなかったので社会にでるリハビリ目的でSkypeをやっていました。
当然初めての人と話すので緊張もするし話のネタもないしで大変でした。
ただ何十人も話していくとコミュ障でもそこそこ話ができるようになります。
流石にグループ通話に乗り込む勇気はありませんでしたが。笑
大学内で開かれる企業説明会で毎回同じ企業に聞きに行く
大学で定期的に企業説明会が開かれ企業の採用担当者が来てくれるイベントがあったのですが、毎回同じ企業に聞きに行っていました。
まあ興味あるよアピールですね。
ただ向こうも来てくれる人の顔とか名前を憶えていてくれるみたいで、気づけば常連さんのような位置づけになってました。
採用にどこまで影響があったかは分かりませんが、割と好印象では受け取ってもらえていたのではないかと思います。
動画制作を武器にする
唯一の武器「動画制作」。
プログラミングとは全く関係ないですがアピールに使ってました。
一応下記の感じでアピールしてました。
- 動画制作を行うことができるパソコンスキル
- 独学で分からないところは自分で調査できる
- ボカロのPV動画なので、ボカロ担当の方たちとチームで一つのものを作り上げた体験
特にチームでというのはウケがいいです。
サークル活動もやってなかった僕にとっては唯一のチーム力アピールでした。笑
お祈りメールが積み重なってきたころ、本命から内定を獲得
お祈りメールの束が大きくなってきたころ、とうとう大本命の一部上場企業から内定を頂きます。
この時はいくらやっても合格が出ないのでとてもつらかったです。
文系でも問題ないよと言っておきながら経験者を優遇しているのではないかと疑ったりしてましたね。
この時点ではC言語の勉強をしていたとはいえ、プログラミングで何かを作るというのは不可能な状態でした。
それでも内定をいただけたので、本当に文系でも問題なかったようです。
文系コミュ障の未経験でも内定は取れたので、皆さんも諦めずに頑張ってください。
まとめ
文系未経験でも大手の自社開発企業に入社することはできました。
プログラミング自体はきちんとした研修制度の下で勉強すれば多くの方使えるようになります。
3ヶ月ほど研修してくれる企業であれば問題ないでしょう。
経験ないから客先常駐でスキルを上げてからいいところを受けようかなと考えている人は止めておいた方がよいです。
完全に遠回りなのでせっかくの新卒カードがもったいないです。
下記のような記事も書いていますので参考にしてみてください。
皆さんの就活が成功することを願っています。