【感想】漫画版 バビロン大富豪の教えを読んでみた【お金の攻略本】
「漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」という本を読んでみました。
この本は100年近く前にアメリカで出版された「The Richest Man In Babylon(バビロンいちの大富豪)」という本が翻訳、脚本、漫画化されたものになるようです。
100年も経ってまだ売れているということはすごいことですよね。
当時から変わらない普遍的なお金に関する考え方が記述されていることによる成果だと思います。
最後の方は少しホロっときてしまうような感動的な話になっているのでとても楽しく読むことができました。
すごい量の知恵が入っているので全部に触れることができませんが、個人的にためになった箇所をピックアップしていきたいと思います。
バビロン大富豪の教えの概要
「バビロン大富豪の教え」は、武器職人の息子で貧乏な家庭に育った「バンシル」がバビロンの大富豪である「アルカド」にお金を稼ぐ方法を教えてもらう話です。
アルカドの講義を受け、旅に出発したバンシルがいろいろな人と関わり失敗や挫折を繰り返しながらお金の稼ぎ方を見つけていきます。
何度も挫折を乗り越えながら大人になっていくバンシルからは様々なお金に対する教訓を得ることができるようになっています。
バビロン大富豪の教えを読んで為になったこと
収入の十分の一を貯金せよ
「黄金に愛される七つ道具」の一つとして紹介されている中に「収入の十分の一を貯金せよ」というものがあります。
僕は貯金が好きなので、共感できる内容でした。
ただ収入の十分の一の貯金って少なすぎないかなと思ってしまいました。
20万もらっていて2万しか貯金できないというのはもう少し改善の余地がありそうです。
頑張れば二分の一は行けると思う!
本書でこの「収入の十分の一を貯金せよ」と言っている訳としては、「貯えた金に働かせる」ためです。
簡単に説明すると、投資用の資金を貯めましょうというお話ですね。
まずは種銭がないと始まらないというのはその通りだなと思いました。
自分こそを最大の資本にせよ
「自分こそ最大の資本にせよ」についても「黄金に愛される七つ道具」の一つになります。
この言葉だけだとピンとこないのですが、会話の中で詳細が話されていました。
お金持ちと庶民の間にある壁とは何か?
それは「動いたものとそうでないもの」の違いです。
理由付けをして挑戦しようとしない人は世の中に多くいますが、それではお金持ちにはなれないようです。
確かに何もやらずにお金持ちになれたらだれも苦労しないですよね。笑
僕もずっとやるやる詐欺を繰り返してきたので、もっと早くこの言葉に出会ってたらよかったのにと感じています。
今はブログ始めてるから動いていると言ってもいいのかな!?
知恵は金より大事
響いた言葉として、「知恵は金より大事」という言葉がありました。
本書の中に下記のような言葉がありました。
これから無人島で生きようとする”奴隷”にその日の魚を分け与えても意味はない。
いくら魚を与えようが食べ尽くせば餓死してしまう。であれば魚の釣り方を教えること。
出典:漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
なるほどと思ってしまいました。
たくさんお金をもらったとしても使ってしまったらどうにもならないです。
ですが、お金を稼ぐ知恵をもらったとしたらゼロからでもお金を増やすことができるようになります。
アルカドがバンシルに対して金貨の袋を手渡し、知恵の方が価値があると思うなら金貨を2倍にしてこいというくだりがあります。
それは無茶だろと思ってしまいましたが、僕のビジネススキルが低いだけですね。
稼ぎ方を知っている人は簡単ではないにしろできてしまうのでしょう。
自分が理解していない商いからは黄金は逃げていく
「「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」の中の一つに「自分が理解していない商いからは黄金は逃げていく」というものがあります。
知識もなくビジネスを展開してもそれは無理だよね。という話になります。
これを聞いて思い浮かんだのが、株にチャレンジしたときの記憶です。
当時はスイングトレードのようなことをしていたのですが、指標もろくに見れなかったのでローソク足の様子で投資していました。
こういうことを投資ではなく投機だと知ったのは後になってからなのですが、その頃は会社に投資していると思い込んでしまっていました。
痛手はそこまで大きくなく10万ほどで済んだのですが、当時はすごい落ち込みましたね。笑
その時の経験があるので、自分がよく理解していないことに投資をするとお金が逃げていくというのは身に染みてよく分かる話なのです。
知識がある人には勝てないので、勝負する土俵を変えるか知識を付けてから勝負するしかないというわけですね。
お金はおまけ
お金を稼ぐ方法の話がたくさんでてくるのですが、最後に出てくるのは「お金はおまけ」という考えです。
一生懸命働いていれば、誰かがそれを感謝してくれる。
そうすればその感謝をお金に換えて支払ってくれる。
だからお金というものは一生懸命働いたおまけなんだ。という感じで締めくくりに入っていきます。
僕の感想としては分からなくもないといった感じです。
よく「お金=信用」という風に例える話を聞いたことがあります。
信用されている人のもとに勝手にお金は集まるという考えですね。
結局お金というものは稼ごうと思ってもなかなか稼げるものでないのかもしれません。
誰かのために働き続けて多くの人から感謝されるようになる。
そうすると勝手にお金が付いてくるようになる。のだと思います。
残念だったところ
薦めている内容が外国株式のインデックスファンド
本書の章の間に現代版のお金持ちになる方法が載っているのですが、その答えが「外国株式のインデックスファンドに投資すること」です。
投資の選択肢としては優秀だと思うのですが、「バビロン大富豪の教え」というタイトルからするとちょっと違うかなという印象を受けてしまいます。
もう少し自発性のあるビジネスについて助言をいただければ文句なしの内容でした。
しかもバビロンの世界観にあっていないという。
漫画の世界観から引っ張り出されてしまうので、この程度の内容ならなくてもよかったかなあと思ってしまいました。
まとめ
「黄金に愛される七つ道具」「「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則」で少なくても12個は名言が出てきます。
ここの感想で全部話したいぐらいなのですが、1記事の長さが膨大になりますしネタバレにもなってしまうのでこれぐらいにしておきます。
良書に分類される本なので、内容は大満足でした。
気になる方はぜひ購入してみてください!
ちなみにですが、Amazonの「Kindle Unlimited」という読み放題のサービスに登録すると、1000円未満で読めてしまいます。
しかもこれ以外の本も多数対象になっているので更にお得です!