【SE/PG】今すぐ辞めるべきSierの特徴!転職先候補も紹介!
・Sierに勤めているけどブラックかもしれない。
・今のSierにこのまま勤めていいのだろうか。
本記事は上記のような悩みを持っている方にお勧めです。
- 辞めるべきSierの特徴を紹介
- 辞めた後の転職先はどのようなものがあるか
僕が勤めてきたSierの経験をもとに今すぐ辞めるべきSierの特徴を紹介します。
IT業界はブラック企業が多いとされていますが、実際に勤めていると周りが普通に受け入れているので違和感が薄れてしまうことが多々あります。
特に新卒の頃から長く働いていたりすると勤め先の企業文化しか分からないので、より違和感なく受け入れてしまうでしょう。
少しでも違和感を覚えたら一度立ち止まって考えてみてください。
本記事で紹介する特徴に合致するものが多ければ転職を検討することをお勧めします。
今すぐ辞めるべきSierの特徴
使用している言語が古い
プロジェクトで使用している言語が古いものばかりであれば、今すぐに辞めた方がいいです。
理由は下記のとおりです。
- 技術力が向上しない。役に立たない。
- サポート切れになる可能性が高い。
- IT企業にしては保守的すぎる。
基本的にいいことはないです。
どうしても古い言語を使わないといけない場合もありますが、新規案件で旧言語を使用している場合はNGです。
令和の時代にclasiccASPを現役で使っている企業もあるほどです。(実体験)
昔作ったパッケージソフトを今も売り続けているような会社は要注意ですね。
Oracleの12cでoo4oがサポート外になったのにそれでも気合でやってたなあ、、
定時になっても誰も帰らない
定時になっても誰も席を立とうとしない会社は要注意です。
どこの業界でも言えることなのですが、IT業界は技術力やひらめき力によって個々の作業時間が大幅に変わるので時間の管理がアバウトになりやすいです。
能力が低いふりをしてお金を稼ぐために残業する人も結構います。
- 残業代を稼ぐためにただ残っている。
- 仕事が効率的でない。
- 本当に忙しい。
プラスの理由で残業しているとは言えないので、職場としてあまりいい環境とは言えません。
また、定時後に打合せを入れられたり仕事をお願いされる場合は即刻辞めるべきです。
残業の癖がついてしまうと長時間働くことに慣れてきますが、気づかないうちに心と体が疲弊していくので注意です。
気づいた時には鬱病を発症しているかもしれません。
定時で帰る社会人はいないんじゃないかと当時は思ってました。
常にどこかのプロジェクトが炎上している
プロジェクトの炎上はIT業界にいれば誰でも通る道かと思います。
ただしプロジェクトの炎上頻度が高い場合は要注意です。
一年に一回巻き込まれても多い方だと思います。
僕が以前働いていた会社ではいくつかのプロジェクトが同時進行していたのですが、だいたい一つか二つ炎上します。
プロジェクトリーダーの責任の場合もありますし全体的に技術力が劣ってる場合でも発生します。
炎上が繰り返される場合は会社の風土なども大きく影響します。
そういった会社は今後も炎上させるので、長居は禁物です。
なんでかは知らないけど炎上するんだよなあ、、
それが理由かもしれないけど。
勉強会が開催されない
勉強会やセミナーが全く開催されない会社は微妙です。
技術者の能力向上にあまり熱心ではない可能性があります。
各個人での勉強では難しい場合やそもそも勉強に熱心でない人も多くいます。
会社は学校ではないという人もいますが、少なくても技術者の育成はするべきだと思っています。
技術力は出来上がるシステムのクオリティに直結するので、そこを蔑ろにしている企業はなかなか成長しないです。
自分のキャリアのためにも勉強の場はあってほしいですね。
技術者の育成に積極的な会社と消極的な会社。
僕だったら育成に積極的な会社がいい!
新人がすぐ辞めていく
長い間同じ企業にいると慣れてきてしまうもので、ブラック的な要素も気にならなくなります。
ましてやその企業でしか働いたことがないという人は何が普通なのかもわからないと思います。
その中で見るべき箇所は新人の動向です。
新人がすぐに辞めていくという場合には自社のブラック要素を考えた方がいいです。
新人はその会社に入って間もないので会社の違和感に気づきやすいです。
新人や若い世代がどんどん辞めていく場合はどこかにブラック要素があるはずなので分析するようにしましょう。
すぐに辞めていく新人を根性なしと言って批判する人は、なぜ辞めてしまったのか冷静に分析した方がいいです。
バグを直さずデータを直す
絶対あってはならないことですが、本番環境のデータがおかしくなったら手でデータを修正するという暴挙にでる人もいます。
当然バグ自体は消えていないのでいつしか再発しまたデータを修正することになります。
プロジェクトマネージャーまでもがその件を了承している場合は、もうあきらめた方がいいでしょう。
バレなきゃ問題ないという精神でいるといつか痛い目を見ることになります。
これに巻き込まれた時は終始胃が痛かったです。
低価格で受注して品質を上げようとしない
最近はシステムの低価格化が一段とひどくなってきています。
安く受注してしまえば人員も割けないですし工数も十分なものが取れないでしょう。
それではユーザーが求める品質のプログラムを仕上げることはできません。
それでも低価格でシステム開発を受注する企業はどこに向かうのでしょうか。
自社の技術力やノウハウで勝負できない企業に長くいても自分のためになりません。
安く仕上げるだけの能力しか身につかないでしょう。
低価格なりの武器があればいいのだけど、大抵は機能を削ってるだけ。
客先常駐の業務しかない
スポットでどうしても客先常駐しなければいけないという会社はまだいいのですが、全社員客先常駐のような会社は危険です。
自分の技術力も上がりませんし、会社の成長も見込めないでしょう。
一度5年後10年後を想像して、会社や自分に何も変化がなさそうだなと思ったら辞めた方がいいです。
30代40代で何も経験を積めず、クビにでもなったら悲惨ですね。
IT業界の悪しき慣習。
都合のいい技術者を量産してしまう。
Sierの転職先候補
大手Sier
高待遇で安定志向。上流志向の方におすすめ。
要件定義や設計など上流工程を担当したいという場合は大手Sierがおすすめです。
クライアントと直にやり取りできるのが特徴ですね。
また大手になれば働く環境が整備され、多くの福利厚生が受けられるようになります。
勉強会なども定期的に開催されるため、ノウハウをどんどん蓄積できるでしょう。
若いうちであれば、将来性を加味して採用してもらえるので行動するなら早い方がおすすめです。
デメリットはプログラミングの頻度が減ってしまう可能性があることです。
実際に開発する部分は下請け企業に発注する場合があるためです。
プログラマーとして最前線で活躍したいという方には合わない恐れがあります。
社内SE
疲れ果てたSEが辿り着く場所。
安定と平和を求めた技術者が辿り着くのが社内SEですね。
仕事内容としては自社の業務のシステム化やITで業務改善を計るのが仕事です。
自社に対しての仕事になるので納期を気にする必要があまりなく、基本的には残業が発生しません。
また、Sierの場合は他社のための仕組みづくりがメインですが、社内SEは自社のためのシステム改善になります。
自分の会社の成長に一役買っていると思うとやる気も向上します。
給料は少し低めの傾向があるのですが、疲れ切った技術者は皆一様に社内SEになりたいと言いますね。
Web系エンジニア
一般人がイメージするイケてるエンジニア。
Web系はWebサービスを作成するのが仕事になります。
LINEやTwitter、メルカリなどはWeb系ですね。
そういったものを作りたいという人はWeb系がおすすめです。
常に最新の動向に目を向け、新技術を積極的に使っていく必要があります。
デメリットは給料が低くなる傾向にあることです。
Web系は一般ユーザーを対象とするケースが多いため儲けが出しづらい構造になっています。
また、事業への参入が容易なのでベンチャー企業がたくさんあります。
当たり外れが多いので注意してください。
フリーランスエンジニア
自由で高収入。理想の働き方。
高収入や自由な働き方を求める人はフリーランスエンジニアがおすすめです。
最近はフリーランス用の支援サイトも多くなってきているので、技術力に自信があれば簡単に始めることができます。
デメリットは自分で仕事を受注しなければいけないところです。
営業をかけて提案して開発をして納品とすべてをこなす必要があります。
また確定申告も自分で行う必要があります。
厚生年金からも外れてしまうので注意が必要です。
全てを一人で行える自信があればフリーランスエンジニアも選択肢になると思います。
ITコンサルタント
クライアントの経営課題をITで改善提案する仕事。
上流工程で経験を積んだ人はITコンサルタントも選択肢の一つになります。
ITコンサルタントは、クライアントの経営課題をITの目線で解決する仕事です。
時には企業とSEとの間に立ちマネジメントを行うこともあります。
SEはクライアントの要望を形にするのが仕事ですが、ITコンサルタントは要望を考える仕事になります。
SEよりもクライアントに近い位置で業務改善の提案を行いたいと考えている人にはお勧めです。
まとめ
今回は今すぐ辞めるべきSierの特徴を紹介しました。
ほとんど経験談なので参考になるかと思います。笑
ちょっとでもおかしいなと思ったら、見逃さないようにしましょう。
技術者としてダメになってしまってからでは遅いです。
ちなみに3年働かなきゃ経歴に傷がついてしまうと言って転職の機会を待っている人がいますが、早めの決断をお勧めします。
特にこの業界は能力がモノをいう世界なので、3年も無駄にした技術者にいい転職先は巡ってこないです。
即断即決で行きましょう!